菓子店舗詳細

店舗情報

御菓子司 花扇

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 かつては中山道の宿場町として栄え、今日では全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会の開催などにより「ラグビータウン」としても名高い熊谷市で1987年から営業している和菓子店。開店以来、来店客には必ずお茶とお菓子を出すというこだわりのおもてなしでも知られるお店です。2代目の功典(たくみ)さんは全国和菓子協会優秀和菓子職人の認定を受けているほか創作和菓子が専門誌の表紙を飾るなど、将来を嘱望されている若手職人の1人です。
業種
和洋菓子
店舗名
御菓子司 花扇(おかしつかさ はなおうぎ)
所在地
〒360-0013埼玉県熊谷市中西3-15-15
電話番号
048-526-0121
販売責任者
高橋 功典

商品情報(1)

こだわりの逸品

ラガーマン

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 埼玉県産の小麦粉を使用したカステラのなかに、ラム酒につけたレーズン入りの黄身餡を入れ、外側をホワイトチョコレートでコーティングしたラグビーボール型の焼き菓子です。レーズンの甘酸っぱさがアクセントになっているのですが、これは青春の甘酸っぱさに引っかけて入れています。(5個入り650円~)1個(本)あたりのお値段:130円(税込)

こだわりの技

 自社の商品はすべて自社工場において手づくりで製造しています。「ラガーマン」はラグビーボールの形をした型に素材を入れて焼いているのですが、最後のチョコレートのコーティングは手作業で行っています。製造上の工夫としましては、レーズンと餡のちょっとした隙間から餡が割れやすくなるので焼き加減には気を配っています。
 また、ホワイトチョコレートをコーティングして完成する商品ですので、生地が白く焼き上がるよう配合時点において計算しているのですが、加えて生地の焼き色自体も茶色っぽくならないよう注意して焼いています。さらに熊谷は夏と冬の寒暖差が極端に激しいので、お客さまが商品を手にしたときチョコレートがべたつかないようコーティングする際の温度管理にも気を配っています。

商品開発ストーリー

 父の開発商品なのですが、1991年に県営ラグビー場ができ、将来的には高校野球の春の選抜のような全国大会を誘致するということを知りまして、それならばそれにちなんだ土産品を作れば「五家宝」の熊谷だけでなく、ラグビータウン熊谷としてラグビーによる町おこしができるのではと考えたのがきっかけです。あれこれ試行錯誤した結果、まず後にこの商品の姉妹品「トリプルトライ」となる最中を考えついたようなのですが、型おこしや何やらで半年はかかるといわれ、手早くできる方法として焼き菓子を作ることにし、さらに形にアクセントをつければより珍しいお菓子になると考え、いまのラガーマンを創作しました。ちなみに商品の完成形ができあがるまでは、約1か月間試作を繰り返したそうです。
 ようやく商品化する目途が立ち、商工会議所の鈴木専務理事に見せたところ、これは熊谷の名物になると新聞社に連絡をしていただき、発売前に取材を受けることができました。また、市役所でも現在ワールドカップ誘致室の杉田様が大変気に入ってくださいまして、ぜひ第1回東日本選抜大会の会場で販売してほしいというお話をお話を頂戴し、以来テレビ朝日やNHK、テレビ埼玉等をご紹介いただき、現在に至っております。
 途中、父の病気などで生産が落ちたこともありましたが、私が8年前に店に入ってからは生産体制も落ち着き、おかげさまで順調に売り上げも伸びています。6年前には1980年代の人気ドラマ“スクールウォーズ”のモデルとなった山口先生と出会い、先生の後押しもあって毎年春の大会では期間中、4,000個から5,000個の売り上げがございます。このラガーマンに加え姉妹品のトリプルトライ、そして「花のフィフティーン」などラグビー銘菓は花扇といわれるように父ともどもがんばっています。

オリジナルテーマ

お菓子に対する思い

 花扇という店名は「花のように美しいお菓子で末広がりになるように」との思いを込め名づけました。現在、コンビニなどの和菓子に業界も押されてきているといわれていますが、専門的な職人が作るお菓子がいかに美味しいか、本物の味というか正しい味覚を出していけば絶対に負けないとの自負をもって、和菓子の普及に努めていきたいと思います。
 また以前より公民館や学校などで、和菓子のあり方や作り方等をお子さまからご年配の方まで幅広い年齢層の皆さまと一緒に勉強していますが、こうしたことを業界全体で取り組んでいけるようにがんばって、お菓子が美味しく楽しく、文化的で夢を与えられるものだということを社会に発信できればと考えています。そのためにも当店でも夢のある、そしてさらに地域銘菓となる商品の開発を心がけていく所存です。

お客様からの声(評価)

 お客さまのイメージ・ご要望に合わせた完全オーダーメイドのデコレーション和菓子をご提供させていただいているのですが、おかげさまで大変ご好評をいただいています。はじめてから8年ぐらい経つのですが徐々にネット上や口コミで広まっていったようで、近年では岡山県をはじめ遠方の方からもご注文いただいている次第です。
 また、毎年12月初めにコンセプトに基づいた創作展を開いており、裏千家の茶道の先生がたてるお茶とともに和菓子の世界を楽しんでいただいています。ちなみに昨年は「人の一生と和菓子」をコンセプトに人生の流れを和菓子で表現し、一昨年は百人一首の1つひとつを和菓子にしてみました。

安全性について

 創業以来、材料は国産のものを使用していますが、さらに近年ではできる限り地元のものを使うように心がけています。またお菓子によって砂糖を使い分けるなど、常にこだわりをもって素材は吟味したものを使っています。

おすすめの菓子店のご紹介

 群馬県高崎市の「鉢の木七冨久」さんです。埼玉県内のお店ではないのですが、四季折々のお菓子や手づくりPOP、店員さんの対応など、どれをとっても参考になる老舗の和菓子屋さんです。三代目店主の石川さんの見識と実力、そして職人技が店内にあふれています。